「祖父が大工だったこともあるかもしれません。
自分にはない、"ザ・職人”みたいな生き方が、好きなんです。」
セットの家づくりを支えているのは、図面や技術だけではありません。
そこには、設計・職人・営業・現場監督、それぞれが“いいものをつくりたい”という想いを持ち、真摯に向き合う空気があります。
現場監督の瀬戸は、現場の雰囲気についてこう語ります。
「わきあいあい……とは違う。でもピリピリしているわけでもない。
もしそう感じるなら、それは自分自身がそういう状態なだけかもしれない。」
現場には、静かな緊張感があります。
それは、ただ厳しい空気なのではなく、より良いものを追求しようとする人たちが自然と生み出す空気感です。
真剣さは、真剣さで返ってくる。
誠実さは、誠実さで返ってくる。
セットでは、職人さんの声や現場で生まれる気づきを大切にしています。
図面通りに進めるだけではなく、現場でしか分からないリスクや改善点を拾い上げ、設計士やチームへつないでいく。
現場監督は単に工程を管理する人ではなく、人と人、想いと技術を“つなぐ存在”です。
近年は、外部設計士との協働プロジェクトも増え、現場に求められる役割もさらに広がっています。
だからこそ必要なのは、現場を尊重する姿勢と、柔軟に最適解を探し続ける力。
雨漏りや安全面への配慮。
職人さんとの信頼関係。
設計意図を理解しながら、現場で実現可能な方法へ落とし込む判断力。
そうした積み重ねが、セットの家づくりの品質を支えています。
また、セットの現場には「みんなでつくっている」という感覚があります。
職人さんも、ただ作業をするのではなく、“家づくりに参加している”という意識を持っている。
互いへのリスペクトがあるからこそ、自然と良い現場が育まれていきます。
もちろん、棟数が増える中で効率化も必要です。
こだわるべき部分は守りながら、無駄を省き、よりスムーズな現場づくりを目指していく。
丁寧さと効率、その両立を追求することも、これからの現場監督に求められる役割です。
毎回違う条件の中で、毎回新しい挑戦がある。
営業、設計、現場、それぞれの想いが一棟の家に重なっていく。
「“いいものをつくろう”という人が多いから、現場は楽しい。」
その言葉の通り、セットの現場は、ただ家を建てる場所ではありません。
人が育ち、学び、互いに磨き合いながら、まちの未来につながる風景をつくっていく場所でもあるのです。